黒牛茶屋 温故伝承館
瓦斯ランプ物語 写真
黒牛茶屋に、明治・大正期を偲ぶ瓦斯ランプを復活させました。 写真
 

当館周辺の黒江の街は、日本四大漆器産地として室町時代より栄えてきました。
明治・大正期においても、職人と問屋の街として川端通りを中心に繁栄・殷賑を極め、和歌山県内では珍しく瓦斯ランプ(ガス灯)が普及していました。

現在、黒江の街並み保存の意識が高まりつつある中で当時を偲ぶべく、瓦斯ランプを復活させることとし、当館黒牛茶屋(休憩コーナー)に、この程4灯を点灯にこぎつけました。
 

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写真 この瓦斯ランプ...、5〜10燭光(しょっこう・カンデラ=明るさの単位)とほの暗く、やや緑がかった青白い光は、明治・大正の時代的趣を大いに思い起こさせてくれます。
そして、伝来の酒造用道具・器具で内装をほどこした「黒牛茶屋」では、木桶の円テーブルや酒槽の側板のテーブルで、その"ともしび"を眺めつつ、純米酒や甘酒を静かに利き酒していただけます。

冒頭に続き、さらに当地区の歴史を紐解けば、南海ガス株式会社が大正2年に創立され、翌年日方・黒江の両町(現:海南市内)約800戸にガス供給が開始されました。照明・炊事に利用される一方、メーンストリートの黒江・川端通りでは街灯として利用され、通りに流れていた運河の川面にその“ほのかな”光を揺らめかせたといいます。

昭和初期にタングステン電球の普及により瓦斯ランプは廃れてしまいますが、炊事等の燃料としての都市ガスはさらに普及し、当地区の文化・生活水準の高さを歴史的に示しました。

最後に...、この瓦斯ランプ設置は、平成16年7月に「黒江生活文化伝承会」により発案されました。
ランプ本体は、当社に残されていた、ガスランプ発祥の地ロンドンで製造されたものを、リノベーション(再生)できましたが、ガスのカロリー数が現在とは格段に異なる等の問題の中、大阪ガス様・鶴義工業様のご協力を得て調整器具を取付ける等のうえ、今回実現の運びとなりました。

※常時点灯させているわけではございません。点灯状態をご覧になりたい方は、お気軽にお申し出下さい。

 
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